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ロシアバレエの普及に多くの業績<日本人初・薄井憲二氏「踊りの魂賞」を受賞

2016年7月28日 00:55 コメント(0) トラックバック(0)

 

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4月27日、モスクワ・スタニスラフスキー・ダンチェンコ劇場でバレエ雑誌「BALLET」主催による2015年度に最も活躍をした舞踊関係者に贈られる賞の授賞式が行われた。

日本人では、初めての賞となる薄井憲二氏(前日本バレエ協会会長、モスクワバレエアカデミー名誉教授)が「踊りの魂賞」の内、幾つかの賞の中「踊りの騎士賞」を受賞された。受賞理由はロシアバレエの普及に多くの業績を残したことにある。

ガラコンサートではそれぞれの受賞者をたたえた踊りが披露され、その後トロフィーの授与、メツセージがあった。氏の受賞には「日本のポルカ」と題するモスクワ民族舞踊アンサンブルの小さい生徒達による踊り、「鶴」というアレクセイ・ラトマンスキー振付のソロをボリショイバレエのドミトリー・グダーノフが笛や三味線を伴奏に踊った。マリーナ・レオノワ(ボリショイバレエアカデミー校長)により祝辞が述べられると薄井氏が舞台に上がり、トロフィー、賞を受けられた。「この瞬間、この素晴らしい機会を有難うございます。ロシアバレエありがとう皆さんありがとう」と薄井氏の力強いメツセージが会場一杯に響き、満場の拍手が起こり会場はしばらく盛り上がり前半の終わりにふさわしい賑わいであった。

駐ロシア日本大使ご夫妻もお越しになり、日本人では初めての受賞であることを心からお喜びになり満足そうであった。

他に賞を受けたのはキミン・キム(マリンスキー劇場)アレクセイ・ミハノフ(イーゴリ・モイセーエフ民族舞踊アンサンブル)ウラジ―ミル・キリ―ロフ(児童劇場ディレクター)エカテリーナ・ボルチェンコ(ミハイロフスキー劇場)他15名。スピーチはボリス・アキもフ(元ボリショイバレエ監督)ウ"ァチェスラフ・ゴルデーエフ(国立ロシアバレエ団)ユーリーブルラウカ(元ボリショイバレエ監督)等が述べ、コンサートは、シュツットガルト・バレエのフリードマン・フォーゲルを始めボリショイバレエ、マリンスキー劇場、スタニスラフスキーダンチェンコ劇場、イーゴリ・モイセーエフ民族舞踊アンサンブル、モスクワバレエアカデミーワガノワバレエアカデミー、等が担当し大いに賑わった。

受賞の感想を薄井氏に伺ってみた。「ロシアバレエは現在の世界中のバレエの基礎になっているので、そのことを常に主張してきた私の言動が評価されて喜ばしいです」と述べられた。


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薄井氏は戦前から東京でバレエを学び、第二次世界大戦で招集され、戦後シベリアに4年間抑留された。帰国後のバレエ界での活動、研究は,数えきれない程で世界コンクールの審査員や評論、研究書物も多い。

1988年~1998年は旧ロシアバレエインステチウートの所長、2008年~2015年は日本バレエ協会の第4代目の会長を務めその業績は大きい。主な出版書籍は    

1993年「バレエ千一夜」 

1999年「バレエ誕生から現代までの歴史」

2015年「ディアギレフ・バレエ年代記」


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また「薄井憲二バレエコレクション」が兵庫県立芸術文化センターに保存されている。

2005年に目録の作成が始められ、

2012年 第1巻(1500点を超えるバレエプログラム、130点余りのバレエ台本バレエリュス、バレエリュスドモンテカルロ、アンナパブロバの資料)

2013年 第2巻(書籍類、雑誌)

2013年 第3巻(アンテーク、プリント、手紙、サイン、記手他)

2016年 第4巻(衣類、小物類、写真、ポストカード、ドキュメント他)

兵庫県立芸術文化センターでは、随時常設展や企画展を開催している。


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佐々木チトセ(ロシアバレエアカデミーTOKYO)



 

 


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