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第1回 ロシア人の人気海外旅行ランキング
「データに見るロシア」の第一回目はロシア人による人気海外旅行ランキング(2007年度)を取り上げてみた。 まず特筆すべきは、2006年度と比べて、全体的に旅行者数の数字が上昇していることだ。特にランキング上位のトルコやエジプトなどは30%以上の伸びを示しており、他にタイなどは昨年と比べ60%以上も伸びている。 1位のトルコのアンタルヤと3位エジプトの紅海は、日本人にとっての一昔前のハワイとグアムのように、とかく人気が高い。日本では海外旅行=観光のような捉え方が一般的だが、ロシア人にとっての旅行は「保養」「治療」といった目的も多く、気候が暖かく、太陽がサンサンと照るところを好む傾向がある。北国生まれのロシア人にとって「暖かいこと」「海があること」は旅行の醍醐味であり、スペインやイタリア、ギリシャなどの人気も根強い。その中でも、トルコ、エジプトは保養施設が充実しているメリットがある。しかも安い。エジプトは行ったけど、ピラミッドは見ていないというロシア人もいるくらいだ。
ところで、旅行者の増加と比例して、トラブルも増加している。ロシアの旅行代理店は無茶苦茶なことをして、クライアントを激怒させることがしばしばある。現地に行ってみたら、ホテルが違っていたとか、帰りのチャーター便が欠航になって、空港に二日間足止めを食らったとか。もっと酷いケースを言えば、現地に着いたらホテルが取れていない、旅行会社に連絡したら会社が潰れていた、なんてこともある。この短期間で消える旅行会社は数年ほど前は社会問題にさえなっていた。そういった犠牲者は何も格安ツアーの客だけでなく、高額ツアー参加者や個人旅行(飛行機やホテルの手配だけ)にも満遍なくいる。四つ星ホテルを手配したら、そのホテルの明らかに地下倉庫と思われる、窓の無い地下部屋に案内された、なんて話も聞くくらいだ。 このデータで面白いのは軍人の渡航先が示されていること。かなり偏った状況が数字に表れていて、ウクライナやリトアニア、カザフスタンなどが多い。ランキング外だが90位のグルジアにも2000人以上の軍人が渡航している。世界情勢を鑑みると意味深いデータと言えよう。
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