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第3回 あなたは幸せですか?
全ロシア世論調査センターが2008年の3月と5月に、ロシアの46の州、地方、共和国など1600人を対象に行ったデータによると、「あなたは幸せですか?」と問われた質問に対し、自分を幸福な人間と感じているロシア人が、10年前(1998年)の60%から2008年には77%にまで増大している。ここ10年で17%も上昇した結果だ。一方で、自分自身を不幸だと感じている人の数は1998年の調査と比較すると、25%から15%と10%も減少している。 この肯定的変化の背景にはGDP成長率の上昇からも顕著な、未曾有の経済成長があることは確かだろう。ただ、次の設問で幸せの要因を分析すると、回答者の18%が「家族の幸せ」を挙げた。また「子供や孫の喜び」が11%、「興味深い仕事・学問に出会った」が6%、「自分や身近な人間の健康」5%、「愛情」5%と続く。「物質的な豊かさ」を挙げたロシア人は全体の2%に留まった。 一方で、不幸の要因についても調査を行ったが、こちらは「貧しさ」を挙げたロシア人が13%とトップ回答になっている。「物質的な豊かさ=お金」が不幸の要因にはなっても、満たされることで、それがそのまま幸福の要因に転化するわけではないらしい。「お金が無いと不幸だけど、お金があっても幸福とはいえないでしょ」。これは何もロシア人に限った話ではないだろう。 ちなみに、もしあなたが不幸と感じているなら、その要因は何か?の問いに、「十分幸せである」と答えた人が40%にも上った。日々の食料品を買うのも厳しいという経済状態の人でも14%が「十分幸せ」と回答している。人の幸せは境遇に左右されるのではなく、常に心の持ちようである、というのを如実に表す結果と言えないか。 10年前と比べて、経済情勢や生活レベルが劇的に変化したといわれるロシア。そのロシアでこのようなアンケート結果を得たことは非常に興味深い。
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