Feature データに見るロシア

第4回 ロシア人は日本車がお好き!?


 世界的原油高の影響を受け、ロシアの自動車消費市場がこれまでにない盛り上がりを見せている。ロシアRBCが発表した2008年度第一四半期の外車販売台数によると、外国車販売台数の合計は45万4,099台。これは前年同期(29万5,624台)と比較し、約54%も伸びている。このうち日本車の販売台数は14万4,095台で、外国車を購入したロシア人のおよそ3人に1人が日本車を購入したことになる。
 外車販売台数はこのまま増加し続ければ2008年末までに250万台に達することが予想され、この飛躍的な伸びを支えているのは、モスクワ、サンクトペテルブルグといった二大都市圏より、むしろ地方都市に顕著ということだ。
 日本車においてはどのメーカーも前年同期と比べ軒並み増加傾向にあるが、中でもダントツに伸びたのがホンダだ。ホンダは今期1万5,445台を販売し、前年同期より214%の増加を示した。特にホンダシビックが大流行し、1月から3月までのこの車種の販売台数は1万台を超える。
 トヨタや日産も好調で、それぞれに22%(3万5,824台)、102%(3万7,253台)と前年同期より増加した。日産はロシアの人気車種リストに「アリメラ」「キャシュカイ」「ティーダ」「エクストレイル」「ノート」の5つの車種を送り込み、その人気を決定付けている。
 また、特筆すべきはロシアと三菱自動車の関係だろう。これまでも三菱パジェロの絶対的な人気はロシア市場において、日本ブランドの底上げを担ってきたが、2008年の初めに三菱の「ランサーX」がロシアでカーオブザイヤー2008を受賞すると、昨年の世論調査で60%以上のロシア人が一番好む車種としていたフォードの「Focus」を抜き去り、今年の調査で34.7%の支持を得た。ちなみに「Focus」は31.5%だった。
 三菱自動車のロシアにおける正規代理店Rolf Import社の公式サイトによると、この代理店は今年5月に1万3,907台もの三菱車を販売し、三菱の世界一の代理店になった。同社はアメリカ市場だけでなく、北米市場(カナダ・メキシコを含む)、ユーロ市場さえも上回った。
 三菱自動車の2008年度における年間予定販売台数は14万台にも上り、ロシアを最大のお得意様として、今後も安定的な伸びを示していくだろうと予想されている。


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