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第5回 外国人が生活するのに最も生活水準の高い都市は?
マーサー・ヒューマン・リソース社が2008年に行った調査で、外国人が生活するのに最も高い都市は三年連続でモスクワが1位になった。調査は不動産の賃料、食費、衣料費、交通費、娯楽などに関する200品目及びサービスについて、143の都市を対象に行われ、外国人がその都市で駐在することを想定して出されている。 モスクワは142ポイントで、2位の東京に25ポイントの差をつけて、ダントツの1位。3位のロンドンが東京と2ポイントしか差の無い点を考えると、いかに2位以下を引き離しているかがわかる。 外国人がモスクワに来て、一番驚くのがコーヒー一杯の値段の高さだが、なんと平均10.91ドル(約1200円)とも言われ、これはアルゼンチンのブエノスアイレスの4倍もの高さになる。ただ、調査は外国人の出入りするレストランが主な対象になっており、百億万長者を74人も有するモスクワの強気の価格設定が反映されているとも思われる。 この調査はニューヨークを100ポイントとして基準にしているが、そのニューヨークは22位で、昨年の調査よりも7位もランクダウンしている。これはサブプライムローン問題をはじめとする世界的ドル安が大きく影響している。ロサンゼルスにいたっては、ナイジェリアのラゴスよりも低い。 昨年よりも大幅に上昇している都市はブラジルのサンパウロとリオデジャネイロで、ともに30位以上もランクアップしている。また、一番低い都市はパラグアイのアスシオンで6年連続を記録している。 パキスタンのカラチは不動産が安く、外国人が暮らすハイクラスの賃貸住宅(2ベットルーム)の賃料はおよそ400ドル。これは賃料の高いモスクワや東京の10分の一だ。 ちなみにヨーロッパで一番低い値の都市はブルガリアのソフィアで97位。中近東ではテルアビブが○位で一番高い。 1位のモスクワだが、この調査が行われた2008年初頭に比べて、物価が10%、不動産に至っては20%以上も高くなっている。来年の調査では、この差がもっと開く事が予想される。
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