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第9回 世界で最もクリーンな国とは?
賄賂や汚職など、世界の汚染対策及び汚染状況を調査している国際公共機関「Transparency International」は世界で最も政治的腐敗の進んでいる国2008年度ランキングを発表した。ランキングには180の国がエントリーされており、ランキングは汚職感覚指数を基礎としてつけられている。この汚職感覚指数は0から10の範囲があり、汚職感覚指数が高ければ高いほどその国における腐敗のレベルが低い、つまりより健全な社会であることが言えるわけだ。ちなみに汚職感覚指数の評価が5.0以上の国は48国のみである。それ以外は、及第点に達していないと考えてもいい。ここでは132国がその対象である。 この調査で最もよい数字を出したのはデンマークで、以下フィンランド、ニュージーランド、シンガポール、スウェーデンと並ぶ。デンマークはWorld Value Survey基金が行った別の汚職調査でも一番健全な国に評価された。 ランキングを見ても明らかなように、ヨーロッパの国々の評価は総じて高い。一方、アフリカ、アジア、南アメリカ諸国は、かなり汚職が横行していることがわかる。EUがかつてブルガリアに対して物的支援を取りやめたことがあった。ブルガリア国内でプロジェクトに割り当てられた資金が盗まれたからだ。このような厳しい対応がユーロに参加したい国にとっての警告となるだろう。 そこで、ロシアである。ロシアが今後EUに加入するかどうかはわからないが、汚職ランキングで言えば145位。2年前は127位であったから、ランキングはむしろ下がっている。この数値レベルはヨーロッパというよりもアジアやアフリカに極めて近い。ランキングの近くにいる国はガンビア、インドネシア、トーゴなど。ニジェール、ザンビア、エチオピアといった様々な問題を抱えているアフリカの国の方がロシアよりもいい位置にいる。ウクライナ(122位)やモルドバ(113位)よりも低い。これが15年にも及ぶ汚職対策の結果であれば、なんとも不甲斐ない話だ。 今年、専門家は水に関する汚職問題に深く言及している。現在、世界中で12億人の人々がきれいな水を手に入れられない。主にアフリカを指しているが、この分野の汚職に対し、注意を払わなければ、生きるために必要である水だけに、近い将来紛争を引き起こす原因にもなるであろうと分析している。 汚職についての経済的影響力は最も強力である。つまり全てのインフラが「賄賂」によって形成されているようであれば、市場競争力の低下につながり、国内消費物の価格の引き上げにもつながってくる。 ロシアで言えば、実質経済から賄賂の支払いに毎年、10億ドルが消えている。また汚職関連の取引総額の見積もりは、専門家によれば合計で1000億ドルにも達するといわれている。
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