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第12回 最も人気のある外国車は?(2008年8月版)
以前、このコラムの第四回「ロシア人は日本車がお好き」で、ロシア人に人気の外国車ランキングを発表した。右肩上がりの経済成長の中で、ほとんど全てのブランドが販売台数を伸ばしていた。しかし、それからロシアの自動車市場に大きな変化が見られている。2008年8月のデータを見てほしい。全ての外国車の販売成長指数は前月と比べて半分までに落ち込んだ。これまで、中国ブランドやシトロエンのみが成長の鈍化を見せていたが、今回は経済成長の波に乗っていた上位の企業もネガティブな数値を表している。特に、第一位のシボレーは5%、ルノーは7%、三菱は19%も下落している。専門家の意見は分かれていて、ドル高や南オセチアの紛争問題に要因を求めたり、一方在庫過剰の問題にも触れている。 この調査データを公表しているのは欧州ビジネス協会で、彼らは1月から8月までの販売台数を出し、昨年同時期の伸び率を出すとともに、8月のみの販売台数の伸び率も出し、比較している。今年8月までの全体の伸びが43%であるのに対し、8月だけでいうと、23%の伸びに落ち込んでいる。これは7月の40%の伸び率と比べても明らかだ。 先ほど上位ランキング企業の伸び率に触れたが、一概に市場が危機的状況であるかどうかは疑問だ。なぜなら、11位以下の企業の中には、マツダが84%、ホンダが144%、スコダが109%とそれぞれ鋭伸している。 販売台数の下落は大衆車に影響を与えている。第3位のルノーの「ローガン」は前月と比べて9%下落した。シボレーの大衆車も同様に下落している。 メーカーはこの悪い指標について、独自の具体的な解釈を持っている。ロシアGMのPRマネージャー、アグネス・ローナ女史によれば、GMの販売数はオーダーの新しいシステムへの移行のために低下した、と述べた。また、RenaultのPRマネージャー、オレガ・セルゲーバによれば、8月は、「アフトフラモス」工場は夏期休暇で閉ざされたことも影響していると話した。しかし、Genserの代表取締役、イーゴリ・パノマレフ氏の話は世界的金融危機に向けられる。「自動車ローンの利率はまだ上がっていないが、ビジネスにとって金利の引き上げは企業に支出を縮小させ車の購入を延期させる」と述べた。さらに、彼によれば、南オセチアの状況が心理的に影響を与えているという。「フォークランド紛争のときにイギリスで同様の影響があった」と、彼は説明した。 Ernst&Youngの自動車産業サービス部門の部長イワン・ボンチェフ氏の意見では「どうもメーカーは多くの在庫を抱えているようだ」ということになる。「ルーブルの下落と金融危機は本来、外国車の販売増加に繋がるからだ」と。ディーラーの持っている在庫がすでに大きいので、メーカーは自動車の納入に少しブレーキをかけたのでは、と彼は考えている。
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